パソコンやスマートフォンを長時間使用する現代社会では、多くの人が眼精疲労に悩まされています。
目が痛い、肩がこる、頭痛がする……そんな症状に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、注目を集めているのが「水素吸入」です。最新の研究では、水素吸入が眼精疲労の症状を和らげる可能性が示唆されており、新たな治療法として期待されています。
この記事では、眼精疲労の原因や症状、水素吸入の効果について詳しく解説していきます。これからの目のケアに役立つ情報をぜひご覧ください。
パソコンやスマートフォンを長時間使用する現代社会では、多くの人が眼精疲労に悩まされています。
目が痛い、肩がこる、頭痛がする……そんな症状に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな中、注目を集めているのが「水素吸入」です。最新の研究では、水素吸入が眼精疲労の症状を和らげる可能性が示唆されており、新たな治療法として期待されています。
この記事では、眼精疲労の原因や症状、水素吸入の効果について詳しく解説していきます。これからの目のケアに役立つ情報をぜひご覧ください。
眼精疲労は、目を使う仕事を続けることで目だけでなく全身に症状があらわれる状態です。
2021年の調査によると、世界中の大学生の46〜71%に眼精疲労があり、今もその数は増え続けています1,2)。
また、コロナ禍にともないリモートワークでパソコンなどを使う時間が増えて、眼精疲労を訴える方は少なくありません。
それではまず、眼精疲労にはどのような原因や症状、治療があるのかをみていきましょう。
眼精疲労の原因は大きく「目の疾患」、「目の使いすぎ」、「体全体の不調」の3つにわけられます3,4)。
長時間のVDT作業など
VDTとはVisual Display Terminalsの略で、パソコンやスマートフォンなどの情報端末を指します。
最近はパソコンやスマートフォンを使う機会が増えたため、VDT作業など目の使いすぎによる眼精疲労が多いです。
眼精疲労の症状は、目の症状と全身症状に大きくわけられます3,4)。
具体的には、次のとおりです。
単なる目の疲れなら休むことで症状はよくなります。
しかし眼精疲労は休息や睡眠をとっても十分に回復しないです。
眼精疲労の治療はまず原因を特定して、それをとりのぞくことが重要です3)。
具体的には、メガネの度が合っていないなら作り直す、目の疾患がみつかったら治療するなどが挙げられます。
VDT作業などによる眼精疲労は、作業環境を見直すこと、適度に休むことが非常に大切です。
眼精疲労の原因が目の疾患や体全体の不調なら、その原因を治療することで改善が見込めます。
しかしVDT作業など仕事でどうしても長時間目を使う必要があると、なかなか症状はよくなりません。
そうした中で、眼精疲労の治療法について多くの研究が行われています。水素吸入もその一つであり、水素吸入が眼精疲労に効果がある可能性も報告されています。
どのような内容か、詳しく見ていきましょう。
2024年に日本で行われた研究報告によると、水素吸入がVDT作業にともなう眼精疲労の症状を和らげる可能性が示唆されました5)。
この研究は健康な大学生11名を対象とし、各被験者にVDT作業を日を変えて複数回行っています。VDT作業中は被験者に知らせず、ダミー吸入(空気)か水素吸入のどちらかを行いました。
得られた結果は次のとおりです。
VDT作業では、時間とともに活性酸素が目の中で生み出されるといわれています。
それにともなって炎症も目の中で生じる可能性が示唆されており、この炎症と活性酸素が眼精疲労にかかわっているとする報告が多いです6)。
水素吸入は抗酸化作用や抗炎症作用が多くの研究で報告されており、今回の研究ではVDT作業にともなう活性酸素や炎症を水素吸入が減らした可能性が考えられます。
したがって、眼精疲労の症状は水素吸入で和らぐ可能性がこの報告で示唆されました。
水素吸入が眼精疲労に効果がある可能性を示唆した研究報告を紹介しました。
ドライアイや白内障など、目の疾患に水素吸入の効果がある旨を報告した論文は多くあります。
しかし私が調べた限り、直接眼精疲労について水素吸入の効果を調べた研究は、今回がはじめてです。
ただ、この研究は人間工学の分野として行われたことから臨床研究ではありません。そのため、実際に眼精疲労で生じる活性酸素や炎症にはアプローチしておらず、主に主観的な症状が評価されました。
しかしながら、水素吸入が多くの目の疾患に有用であると報告されていることからも、眼精疲労で水素吸入が臨床的に有用である可能性は考えやすいです。
今後、眼精疲労に対して水素吸入が臨床的に効果があると発表されるのを期待しています。
水素吸入に関する研究論文・疾患別考察・基礎知識をまとめる編集チーム。特定メーカーに属さない中立的な立場で、医師監修・ファクトチェック体制のもと、エビデンスに基づく情報を発信しています。
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